アイアンブリッジ Iron Bridge
この旅では”ダーウェント峡谷の工場群”、”ファウンティンズ修道院遺跡”、”ダラム城と大聖堂”、”ポントカサルテの水道橋と運河”と4つの世界遺産を見てきた。 世界遺産だからといって尊いとは思わないが、ヒースロー空港への経路に世界遺産の"アイアンブリッジ峡谷(Ironbridge Gorge)"がある。 この手の建造物には目のない方なので最後の訪問地として決めて楽しみにしてきた。
セヴァーン川(River Severn)の南側のパーキングに車を入れ、橋に向かうと"Toll House"が現れる(写真下左)。「無料なはずだが・・・」と訝りながらも寄ってみる。
この料金所はかつて通行料を徴収したハウスで現在はミニ博物館として橋の歴史などを展示しているのだ。1776年にできたアイアンブリッジに関する法令には
「通行料は変更されず、特許使用料は免除されない」との条項があったため1781年以来料金が変更されたことがなかったのだという。
1934年に車が通行止めとなった後も1950年まで歩行者から£0.05を徴収していたらしい。
”特許使用料は免除されない”の条項があったため1970年に訪れたチャールズ皇太子はこの料金所で£0.05を支払って渡ったとのことだ。
イギリス人らしいジョークだ。写真右が1776年にに決まった料金表(写真はWikipediaから借用)。
係りのおばちゃんが説明をしたがるが、「帰りに寄ります」と断って橋を渡る。
この辺りコールブルックデールは”産業革命の発祥の地”とも”産業革命の象徴”ともいわれ製鉄業が盛んであった。
当時セヴァーン川を渡るにはフェリーに頼っていたのだが、産業の発展とともに橋が必要となり、1779年に世界で最初の鉄橋”アイアンブリッジ”が建設されたのだ。
もともとは”コールブルックデールのアイアンブリッジ(The Iron Bridge at Coalbrookdale)”と名付けれれたのだが、
現在はアイアンブリッジで通っているのだという。
橋の欄干も鋳鉄製で無骨ではあるがそれなりのデザインがなされている(写真右)。
橋を渡り、北東詰めの袂を降りて行くと展望台になっている。一つしかないベンチにカップルが座っている。眺めを損ないそうなので、
お断りをしてから写真を撮っていると、カップルから「二人を撮りましょう」と声が掛かる。珍しく良い出来栄えだ(写真下中2枚)。
セヴァーン川沿いのギフトショップや子供用品店などを冷やかして歩くが、触手を伸ばしたくなるものは見当たらない。
2軒のお店を見比べて美味しそうな店でこの旅最後のアイスクリーム求める。16日で何個食べたことだろう。
Address | Ironbridge, Shropshire |
Telephone | 01952 433424 |
Web Site | Ironbridge Gorge Museums |
詳細はWeb Siteなどでご確認ください。
旅行記もご覧ください。